計算方法

【相続税評価額算定】ウィンドウ、【相続税の計算】ウィンドウでの計算方法について、以下に記します。

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【相続税評価額算定】ウィンドウでの計算方法

【相続税評価額算定】ウィンドウでは、以下の計算方法で値を設定します。

かげ地割合

次の算式により計算した値を設定します。

かげ地割合 = { ( 想定地積 − 数量(画地面積) ) ÷ 想定地積 } × 100
(小数点以下切り捨て)

※以下の場合は、[かげ地割合]を設定しません:

  • [想定地積]が0の場合
  • [想定地積]が設定されていない場合
  • [数量(画地面積)]が設定されていない場合

不整形補正率

[地区区分]、[数量(画地面積)]、[かげ地割合]をマトリクスに当てはめて算出します。

※[かげ地割合]を設定できない場合は、[不整形補正率]も設定しません。


斜面補正率(南斜面)

[がけ地部分の総面積÷数量(画地面積)]の値と、[斜面種別](この場合は「南」)をマトリクスに当てはめて算出します。

※以下の場合は、[斜面補正率(南斜面)]を設定しません:

  • [がけ地面積(南斜面)]が設定されていない場合
  • [数量(画地面積)]が0の場合
  • [数量(画地面積)]が設定されていない場合

斜面補正率(東斜面、西斜面、北斜面)

同上。但し「南」をそれぞれ「東」「西」「北」に置き換えます。


がけ地補正率

次の算式により計算した値を設定します。

総面積1 = 4斜面の[斜面補正率 × がけ地面積]の和
総面積2 = 4斜面の[がけ地面積]の和

がけ地補正率 = ( 総面積1 ÷ 総面積2 ) × 100
(小数点以下切り捨て)

※上記の[総面積2]が0の場合は、[がけ地補正率]を設定しません


【相続税評価額の計算 路線価】ウィンドウでの計算方法

【相続税評価額の計算 路線価】ウィンドウでは、以下の計算方法で値を設定します。

緑字の項目名は【相続税評価額算定要素】ウィンドウの項目名、 黒字の項目名は【相続税評価額の計算 路線価】ウィンドウの項目名とします。


1 一路線に面する宅地

正面路線価

[正面路線価]を設定します。


奥行価格補正率

[地区区分]と[正面奥行]をマトリクスに当てはめて算出します。

※[正面奥行]が設定されていない場合は、補正なし(補正率 = 1.00)となります。


価格A

次の算式により計算した値を設定します。

価格A = 正面路線価 × 奥行価格補正率
(小数点以下切り捨て)



2 側方路線に面する宅地

側方路線価1

[側方路線価1]を設定します。


奥行価格補正率

[地区区分]と[側方奥行1]をマトリクスに当てはめて算出します。

※[側方奥行1]が設定されていない場合は、補正なし(補正率 = 1.00)となります。


側方路線影響加算率

[地区区分]と[側方準角地1]のチェック状態をマトリクスに当てはめて算出します。


価格B

次の算式により計算した値を設定します。

価格B = 価格A + 側方路線価1 × 奥行価格補正率 × 側方路線影響加算率
(小数点以下切り捨て)

※[側方路線価1]が設定されていない場合は、[価格B = 価格A]となります。


3 側方路線に面する宅地

側方路線価2

[側方路線価2]を設定します。


奥行価格補正率

[地区区分]と[側方奥行2]をマトリクスに当てはめて算出します。

※[側方奥行2]が設定されていない場合は、補正なし(補正率 = 1.00)となります。


側方路線影響加算率

[地区区分]と[側方準角地2]のチェック状態をマトリクスに当てはめて算出します。


価格C

次の算式により計算した値を設定します。

価格C = 価格B + 側方路線価2 × 奥行価格補正率 × 側方路線影響加算率
(小数点以下切り捨て)

※[側方路線価2]が設定されていない場合は、[価格C = 価格B]となります。



4 裏面路線に面する宅地

裏面路線価

[裏面路線価]を設定します。


奥行価格補正率

[地区区分]と[裏面奥行]をマトリクスに当てはめて算出します。

※[裏面奥行]が設定されていない場合は、補正なし(補正率 = 1.00)となります。


二方路線影響加算率

[地区区分]をマトリクスに当てはめて算出します。


価格D

次の算式により計算した値を設定します。

価格D = 価格C + 裏面路線価 × 奥行価格補正率 × 二方路線影響加算率
(小数点以下切り捨て)

※[裏面路線価]が設定されていない場合は、[価格D = 価格C]となります。


5−1 間口が狭小な宅地等

間口狭小補正率

[地区区分]と[正面間口]をマトリクスに当てはめて算出します。

※[正面間口]が設定されていない場合は、補正なし(補正率 = 1.00)となります。


奥行長大補正率

[地区区分]と[正面奥行 ÷ 正面間口]をマトリクスに当てはめて算出します。

※以下の場合は、補正なし(補正率 = 1.00)となります:

  • [正面間口]または[正面奥行]が設定されていない場合
  • [正面間口]が0の場合

価格E

次の算式により計算した値を設定します。

価格E= 価格D × 間口狭小補正率 × 奥行長大補正率
(小数点以下切り捨て)

※[不整形補正率]が設定されている場合は、[価格E = 価格D]となります。

 5−2の「不整形地」と重複しては適用しません。



5−2 不整形地

不整形補正率

次の算式により計算した値を設定します。

補正率1 = 間口狭小補正率 × ( 不整形補正率 ÷ 100 )
(小数点2位未満切り捨て)
補正率2 = 間口狭小補正率 × 奥行長大補正率
(小数点2位未満切り捨て)
※補正率1と補正率2のいずれか低い方を不整形補正率とします。
※但し、計算値が0.6未満の場合は、[不整形補正率 = 0.6]とします。


価格F

次の算式により計算した値を設定します。

価格F = 価格D × 不整形補正率
(小数点以下切り捨て)

※[不整形補正率]が設定されていない場合は、[価格F = 価格E]となります。

 5−1の「間口が狭小な宅地等」と重複しては適用しません。


6 無道路地

※現在無道路地については算式を設定していません、常に[価格G = 価格F]となります。



7 がけ地等を有する宅地

がけ地補正率

[がけ地補正率 ÷ 100]を設定します。

※[がけ地補正率]が設定されていない場合は、がけ地補正率を設定しません。


価格H

次の算式により計算した値を設定します。

価格H = 価格G × がけ地補正率
(小数点以下切り捨て)

※[がけ地補正率]が設定されていない場合は、[価格H = 価格G]となります。



8 容積率の異なる2以上の地域にわたる宅地

控除割合

[控除割合]を設定します。

※[控除割合]が設定されていない場合は、容積率の異なる2以上の地域にわたる宅地を設定しません。


価格I

次の算式により計算した値を設定します。

価格I = 価格H × (1 − 控除割合)
(小数点以下切り捨て)

※[控除割合]が設定されていない場合は、[価格I = 価格H]となります。



9 私道

私道補正率

[私道補正率 ÷ 100]を設定します。

※[私道補正率]が設定されていない場合は、私道補正率を設定しません。


価格J

次の算式により計算した値を設定します。

価格J = 価格I × 私道補正率
(小数点以下切り捨て)

※[私道補正率]が設定されていない場合は、[価格J = 価格I]となります。


総額

自用地1m2当たりの価格

[価格J]を設定します。


地積

[数量(画地面積)]を設定します。


総額

次の算式により計算した値を設定します。

総額 = 自用地1m2当たりの価格 × 地積
(小数点以下切り捨て)


【相続税評価額の計算 倍率地域】ウィンドウでの計算方法

【相続税評価額の計算 倍率地域】ウィンドウでは、以下の計算方法で値を設定します。

緑字の項目名は【相続税評価額算定要素】ウィンドウの項目名、 黒字の項目名は【相続税評価額の計算 倍率地域】ウィンドウの項目名とします。


固定資産評価額

[固定資産評価額]を設定します。


倍率

[倍率]を設定します。


総額

次の算式により計算した値を設定します。

総額 = 固定資産評価額 × 倍率
(小数点以下切り捨て)